STYLE TRICKS
WITH AKO TANAKA
定番のアイテムを私らしく。
新時代のベーシックスタイル
-応用編-
定番服のアップデート法を探った前回に引き続き、今回考えるのはニューノーマル流の「色や柄」の取り入れ方。馴染みのキーワードを、杏子さんは時代に合わせてどう刷新する? インスピレーション源と合わせてチェック。
HOW TO WEAR
FLORAL PATTERN
「花柄は何もしなくても甘く転がるアイテム。モードに振るならパンツで辛口に、フェミニンに見せるなら全身花柄で。なりたい女性像にあわせて、ボトムや小物のセレクトを変えてみて」
「花柄のツインニットはセットで取り入れると可愛さが倍増。トップスはマニッシュなワイドパンツにイン、知的なべっこう柄のメガネをプラスして、甘さを抑えた着こなしを」
HOW TO WEAR
SENSUAL MATERIALS
「可憐なレースやチュールは、子供っぽく仕上げるのはご法度。辛口なアイテムを混ぜつつ、透明感が引き立つように、色の方向性をまとめて大人っぽくコーディネート」
「ライラックカラーのブラウスには、同系色のテーパードパンツをセット。全体の色のトーンを揃えつつ、ビジュー付きベルトやオリエンタルな刺繍ミュールで、個性を主張して」
HOW TO WEAR
MONOTONE
「モノトーンコーデは、ルールを守りすぎるとモード感が強く出がち。フレンドリーな空気を醸し出すために、甘めのリップやシャイニーなパンプスで、華やかさを演出するのがベター」
「ギンガムチェックの上下を、1枚のドレスのようにスタイリング。バッグはフォーマルな白で合わせつつ、顔まわりや足元に差し色を効かせて、さりげなく“抜けをつくって」
HOW TO WEAR
RED
「赤って実はすごく使える色。主役としてはもちろん、モノトーンのコーデに投入したり。2-3色目に取り入れると、フレンチカジュアル感が増して、抜群のおしゃれスキルを発揮します」
「ボーダーとリンクするように、サンダルも赤をセレクト。青みのある赤、オレンジがかった赤…etc、いろんな赤があるけれど、トーンを統一したほうがスタイリッシュ度がUP」
STYLE
INSPIRATION
「女優のブリジット・バルドーは、赤の効かせ方がとても上手。あるときはニット、あるときはサブリナパンツ。自身のキーカラーとして、スタイルにうまく落とし込んでいました」