Numéro TOKYO 編集長 田中杏子さんがレクチャー
着回し上手がおしゃれを制す!
初夏のスイッチコーデ
第3回目は初夏のアイテムを使った着回し術にフォーカス! 同じ服を使っても、レイヤードや小物使いで、印象を180度変化させることが可能。薄着の時期だからこそプロのアイデアを拝借して、着こなしをセンス良くアップデートさせましょう。
「主役に迎えたのはジャカード織のエプロンドレス。さりげないボタニカル柄が淑女のムードを醸し出します。同柄のジャケットを合わせればよりクラシックな雰囲気に。ビニール素材のバッグやサンダルで季節感も取り入れて」
「エプロンドレスは着こなしの幅が広がるアイテム。透けるスカートでボリュームをプラスしたり、キャミで差し色を投入すると全く異なる印象に。トートは2つ折りでハンドバッグ風に活用、フラットサンダルでラフに仕上げて」
「テイラード仕立てのロングジレは、ベルト使いやフロントの開閉によってイメージが一変。同系色のミディスカートならミニマルに、ボリューミーなドレスなら牧歌的な仕上がりに。バッグのデザインでも変化を楽しんで」
「リネン風のワンショルドレスは、ボタンの着脱によってスカートとしても活用可。レディな透かし編みブラウスや、ビジュー付きの小物を投入すれば、パーティにもぴったりな装いに。小物を黒でしめるとモード度もUPします」
「次はトップスを装着して1枚のワンピースとして活用。同素材のジャケットを合わせれば、フォーマルなセットアップとしても機能します。スクエアバッグとポインテッドトゥ、品のある小物使いでスタイルに貫禄をもたせて」
「タンク付きのキャミワンピは、インナーを同柄のシャツに変え、1枚の長袖ワンピのようにコーディネート。リラックスしたい日は、オーバーサイズのデニムジャケットをON。シルエットに緩急をつけるのもおすすめです」
「ライン入りのニットパンツは、同素材の羽織りを合わせてパジャマ風に。ゆるっとしたデザインだからこそ、ビジュートップスやサンダルでレディに仕上げるのがおすすめ。メガネをかければ、より知的な雰囲気に仕上がります」
「パンツのスポーティなムードに触発され、キャミでヘルシーにスタイリング。上下をニット素材で揃えることで、カジュアルすぎない大人な肌見せが堪能できます。ストラップバッグや厚底サンダルで、レイジーな気分を謳歌して」
「メインのタイトスカートは、幅広ベルトがセットになったウエストを強調できるデザイン。ある日はブラウスをINしてレディに、ある日はベルトだけをアクセントとして活用。単体で着回すことで2倍楽しむことが可能です」
「レイヤリングで様々な表情を見せるロングタンク。ニットのゆるっとした素材感に合わせ、メッシュドレスを重ねるのもおすすめです。同系色のグラデーションを楽しみつつ、靴や帽子は黒で締めて、少し辛口にスタイリング」
「リブの効いたロングタンクは、同色のレースパンツと合わせてセットアップ風に。縦長ラインを強調すれば、自然とスタイルアップ効果も生まれます。胸元や足元に光り物を取り入れて、アースカラーをスタイリッシュに攻略!」
「着こなしが一気に華やぐレースガウン。シンプルな装いに1テク欲しいときに重宝します。カーキのデニムワンピでトーンを揃えたり、ブルーデニムでヒッピー風に仕上げたり。張りのある生地だとバランスも取りやすいです」
「注目のレオパード柄はモノトーンでミニマルに。ストンとしたパネル切り替えのシルエット、首元の詰まったマオカラーもモードな雰囲気を醸しだします。つば広の帽子、斜めがけのウォレットでリゾート気分を満喫して」
「メインのレオパードドレスは、控えめなプリントだからオケージョンでも大活躍。オーセンティックなジャケットとレディなハンドバッグ、足元にヒールをセットさえすれば、フォーマル着としても十分に機能します」
STAFF
STYLING / AKO TANAKA
PHOTO & MOVIE / KODAI IKEMITSU(TRON)
HAIR & MAKE-UP / TAKAE KAMIKAWA (MOD'S HAIR)
MODEL/ HARUNA MATSUI(DONNA)
EDIT / YURI TANAKA
DESIGN /AI NAKAI